新しいイデコの制度、iDeCo+(イデコプラス)というものができたので、どんな制度か調べてみました。
プラスってついてるし、何やら凄そうな予感がしますよね。
今までのイデコより、さらにお得感溢れる制度だと嬉しいよね。
そうなんです!
実際にiDeCo+(イデコプラス)は嬉しい制度なんです。
しかし、結論としてはiDeCo+(イデコプラス)は意味のない制度なんです。
活用されるシーンがあまり想定できない残念な制度でした。
iDeCo+(イデコプラス)とは?
iDeCo+(イデコプラス)とは、2018年5月からスタートした中小事業主掛金納付制度の愛称です。
もともとのイデコも個人型確定拠出年金の愛称でしたね。
参考使わないと損をする!今はじめたい話題の iDeCo(イデコ)とは?
確定拠出年金には、個人型と企業型の2種類があります。
読んで字のごとく、個人型は自分で掛け金を払います。
企業型は、会社が払ってくれます。
運用するのはどちらも個人です。
さて、それでは2018年5月からスタートした中小事業主掛金納付制度とはどんな制度なんでしょうか?
一言でいえばこんな感じ。
会社がイデコの掛け金負担してあげるよ~。
いいじゃないですか!
素晴らしいじゃないですか!
しかし、ここで気づくでしょう。
だったら企業型確定拠出年金してくれよな!
そうです。
企業型確定拠出年金もしてくれない会社が、なぜ故に個人のイデコの掛け金の負担をしてくれるのでしょうか?
???
まぁ中小企業に勤める私にとっても、ないよりはあったほうが嬉しいですが。
まとめ
イデコプラスは企業型確定拠出年金で全額負担まではできないけど、少しはやるから勘弁してよ的な制度ですね。
これで採用が有利になるなんて記事も見かけますが微妙ですよね。
嬉しいですが転職するとき面倒ですし。
わずかな企業の掛け金負担で「やってあげてる感」を出されてもたまったもんじゃありません。
企業と個人のお互いで拠出していくので、事務手続きや管理も大変そう。
中小企業の場合、こういった類のことをする部門もないこと多いですし。
ちなみに掛け金の上限もイデコと同じです。
これが、イデコプラスの場合は掛け金の上限が増える的な制度であれば、大企業に対して中小企業のメリットにもなるからいいのにね。
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