iDeCo(イデコ)と「つみたて・一般・ジュニア」NISAの違いと選び方

イデコとNISAの違いと選び方積立投資

最近よく耳にするiDeCo(イデコ)やNISAですが、種類が沢山あって何が違うのかよくわからいといった話をよく聞きます。

さらにNISAには、「つみたてNISA・一般NISA・ジュニアNISA」と3種類ありよくわかりません。

ヨメ
ヨメ

はじめたいけど全くわからん!

それぞれの制度の違いからメリット・デメリット、そして自分にあった制度の選び方をわかりやすく解説します。

自分の目的にあった制度を活用することで、メリットを最大限に生かしましょう。

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iDeCo(イデコ)と「つみたて・一般・ジュニア」NISAの比較

まずは下記表をご覧ください。

iDeCo(イデコ)つみたてNISA一般NISAジュニアNISA
年間投資金額
の上限
14.4万〜81.6万
加入条件によって異なる
最大40万円最大120万円最大80万円
投資できる期間60歳まで20年間5年間5年間
投資できる商品投資信託・
定期預金・
保険
元本保証商品あり
一部の投資信託株式・投資信託株式・投資信託
投資方法定期的・
継続的な購入
定期的・
継続的な購入
好きなときに購入好きな時に購入
運用益非課税非課税非課税非課税
所得控除
所得&住民税減税
 ✕
途中売却売却資金で
他の商品を購入
途中引出60歳まで不可18歳まで不可
損益通算

それぞれ特徴があるので自分の目的にあった制度を選ぶことが大切です。

損益通算とは、一般的な投資の場合プラスの利益とマイナスの損益を合算して税金の計算をすることができる制度です。

イデコやNISAで損が出た場合でも、もともと税制優遇が大きいから他の株などの利益と相殺できません。ということです。

ヒロシ
ヒロシ

専門用語が多くて難しい。

それぞれの特徴から活用方法を見ていきましょう。

iDeCo(イデコ)の活用方法

イデコの特徴は大きく2点。

  1. 60歳まで引き出し不可
  2. 掛け金が全額所得控除される

一番税制優遇が大きい制度の代わりに、60歳まで引き出すことができないというデメリットが存在します。

しかし60歳まで引き出すことができないということは、考え方を変えれば、しっかり老後の貯蓄ができるということです。

一旦投資した金額は60歳まで引き出すことができないので、あくまで余裕のある範囲で投資をしていくことが大切です。

控除ってのは、簡単に言うと給料からマイナスして、給料少なかったことにしてあげるよってことです。よって税金が安くなります。

元本保証型の商品を選択することも可能なのも特徴です。

元本保証型というのは、掛け金は最低限保証してあげるよ。といった商品です。

リスクが低いというかありません。よってリターンも小さくなります。

「株とか投資信託とかよくわからないし損しそうで怖い」といった方もとりあえず、老後資金として積立をするだけで税金が安くなるメリットがあります。

FPチェーン
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とりあえずイデコはやっとけ!

参考使わないと損をする!今はじめたい話題の iDeCo(イデコ)とは?

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つみたてNISAの活用方法

つみたてNISAの特徴は20年という長い投資期間の中で運用することができる点です。

いつでも好きなときにお金を引き出すことができるので、買っている商品がプラスになったタイミングや、まとまったお金が必要になった時に引き出すことが可能です。

また、年間の投資上限額は一般NISAの120万円に比べて40万円と少ないですが、非課税期間を考えるとトータルでは運用できる金額は大きくなります。

一般NISA:120万円×5年間=600万円
つみたてNISA:40万円×20年間=800万円

長い運用機関で大きな金額を運用できるので、うまく運用できれば大きなプラスも見込めます。

つみたてNISAは、好きな時に引き出すことができるので、結婚資金・住宅購入資金・出産資金・子供の学費など自分のライフプランに合わせて目標をもって運用することができます。

また購入することができる商品は、金融庁のお墨付きともいえる審査を通った商品なので、はじめての投資にはもってこいの制度です。

FPチェーン
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はじめての投資にもってこい!

参考つみたてNISAとは?投資をはじめるきっかけに最適な制度

つみたてNISAは貯金の代わり。自分のライフプランに合わせて活用しよう!

一般NISAの活用方法

一般NISAとは2014年に誕生した投資の非課税枠の制度です。

なんかお得な制度ができたぞ!ということで口座の申込みは多数ありましたが、実際に資金運用されている口座は少ないという結果となりました。

(その結果もっと簡単に少額からというつみたてNISAができました。)

では、どんな人がこの制度を使っているかというと、今まで株式投資をしていたお金持ちが「120万円の非課税枠お得じゃん!」とよりお金持ちになる結果に。

NISA口座は、つみたてNISAと併用できないのでどちらか選ぶ必要があります。

まとまった運用資金があり、個別株やIPO(新規上場株)のLINEやメルカリに投資したいという人は一般NISA。

FPチェーン
FPチェーン

株で一儲けしたい人向けじゃ。

将来に向けてコツコツとお金をつみたてていきたいという人はつみたてNISAを選びましょう。

一般NISAは投資の非課税枠。個別株などを効率よく運用するために活用しよう!

ジュニアNISAの活用方法

ジュニアNISAは、口座を作ることができるのが日本に住む0〜19歳の未成年者である必要のある制度です。

口座は未成年のものですが、資金の拠出先は両親や祖父母になります。

子どもに贈与をする際は、年間110万円まで非課税の「暦年贈与」という制度があるので、その中での運用です。

口座の持ち主である未成年が18歳になるまで引き出すことができないといったところで、プチイデコのような制度。

お金を途中で引き出す場合は、運用益に対して課税されます。

タイミング的には、大学や専門学校の費用に充当するのが一般的でしょう。

ここで比較検討したいのが、学資保険

保険と子供の学費のための貯蓄がセットになった商品です。

学資保険は、ほんの少しですが所得控除をすることも可能です。

「ジュニアNISA」か「学資保険」かどっちがいいか?

銀行や保険屋に相談すれば、必ず「学資保険」を進められるでしょう。

だって代理店手数料がもらえるからね。

ジュニアNISAを進めるメリットはありません。

ヒロシ
ヒロシ

私は、ジュニアNISAのほうがいいと思います。

理由としては、学資保険は運用益が良くない

一昔前までは、運用益のいい学資保険が存在しました。

しかし、今は違います。

返戻金108%とか書いてありますが、年間の利回りにすると1%切ります。

「安い掛け捨ての保険+ジュニアNISA」で将来の子供の学費に備えるのがナウい。

お金に余裕があれば、「学資保険+ジュニアNISA」が最強という結論です。

ジュニアNISAは子どもの大学や専門学校への積立。

まとめ

積立投資選び

以上、iDeCo(イデコ)と3種類のNISAについて比較紹介させていただきました。

それぞれ特徴が違うので、目的にあった選択が大切です。

  • お金持ちは、iDeCo(イデコ)+一般NISA。
  • それ以外は、iDeCo(イデコ)+つみたてNISA。
  • 子どもがいれば、プラスでジュニアNISA。
  • さらに余裕があれば学資保険。

といった選択が最もおすすめです。

最後に、iDeCo(イデコ)やNISAはあくまで投資です。

お金が減る可能性も十分あるので、しっかり勉強して余裕のある資金の中で運用していきましょう。

ヨメ
ヨメ

余裕なんてあるかーい!

たくさん働いて余裕をつくれってことね。

ヒロシ
ヒロシ

ひょえ~。

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