金融庁が投資をはじめるきっかけづくりとして作った「つみたてNISA」には20年間の長い運用期間という最大の特徴があります。
時間を武器に資産運用ができるつみたてNISAは、早くはじめて長く運用するのが得策です。
参考時間を味方に資産を増やす!『 つみたてNISA 』の3つのメリット
しかし、どんなお得で安心できそうな制度でも、あくまで投資です!
しっかりと制度について理解してから始める必要がありますよね。
今回は知らなきゃ損する「つみたてNISA」の注意点とデメリットについて解説します。
つみたてNISAの注意点とデメリット
おトクなつみたてNISAですが、注意点とデメリットもしっかりと理解してつみたてNISAをはじめましょう。
どれも知ってれば特に問題のない項目です。
オトクな故、制限があるって感じじゃ!
損する可能性もある
金融庁お墨付きの安心できる商品がラインナップされているつみたてNISA。
しかし、これは投資です。
過去のデータを見ると、20年間で負けないとなっていますが、損する可能性は十分ありますよね。
購入している商品が下がってしまった時、心が折れて売却してしまうことのないようにしなければなりません。
一人一口座まで
毎年40万円まで20年間非課税で運用できる「つみたてNISA」。
毎年120万円まで5年間非課税で運用できる「NISA」。
どちらか一方を選ぶ必要があります。
つみたてNISAと普通のNISAの併用は出来ません。
また、複数の金融機関でつみたてNISA口座をつくることも出来ません。
口座の開設にはマイナンバーの提出が必要です。
新しく買う商品のみ対象
今まで持っていた株式などをつみたてNISA口座へ移管することは出来ません。
新しく開設したつみたてNISAの口座で購入した商品のみ非課税の対象です。
非課税枠は年間40万円まで
1年間の限度額は40万円です。
購入した株式などを売却しても40万円の枠は復活しません。
たとえばすでに30万円分の商品を購入していたとすると、残りの枠は10万円です。
10万円分売却しても残りの枠は20万円に増えません。
また余った枠を翌年以降に繰り越すことも出来ません。
損益通算ができない
仮につみたてNISAの口座で運用して損をしても、一般口座で運用して得た利益と相殺することが出来ません。
時期を見計らって購入できない
つみたてNISAは、定期的に購入する制度です。
今がチャンス!と思っても、そのタイミングで買い増しすることは出来ません。
そして、買いたくないタイミングでも買わなければいけません。
参考積立投資の基本『 ドルコスト平均法 』のメリット・デメリットを詳しく解説
まとめ
お得な制度だけに、限度と制限があるのがつみたてNISAの注意点です。
また、つみたてNISAは元本が保証されている制度ではありません。
あくまで自分の責任で商品を選び、20年間くじけることなく、時間という最大の味方を利用して運用していく必要があります。
そんなとき、注意点やデメリットを知らずにはじめてしまうと、自分の購入した商品がダメな時に心が簡単に折れてしまいます。
しっかり勉強して始めてよね!
へいよ!
メリット・デメリットをしっかり理解してつみたてNISAをはじめてみましょう!
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