一度設定をすれば、難しい運用をせず放ったらかしでいいのが魅力のつみたてNISA。
しかし、放ったらかし過ぎて買付の資金が不足してしまうとどうなるのでしょうか?
手数料が安く商品も豊富な3つの証券会社を確認してみました。
SBI証券の場合
まずは私も利用しているSBI証券の場合です。
買付余力拘束タイミングにて、必要な買付余力が不足している場合、積立買付は行われません。
また、買付余力不足により積立買付が行われなかった回数が一定回数に達すると、当該積立設定が強制解除となります。積立設定の強制解除となる一定回数は、積立方法によって異なります。
- 定額買付
毎月25日(非営業日の場合は翌営業日)8:00での余力不足が3ヶ月連続すると強制解除となります。- 定量買付
毎営業日8:15での余力不足が3営業日連続すると強制解除となります。※余力不足が一定回数に到達する前に資金の入金などにより、余力拘束時点で必要金額があれば、積立買付が再開されます。積立設定が一度強制解除となった場合、再度積立設定する必要がございます。
引用:SBI証券
つみたてNISAは決まった額を購入するので「定額買付」ですね。
不足していると積立買付が行われません。
3ヶ月連続してしまうと強制解除。解除になったらもう一度設定し直す必要があるようです。
毎日積立の場合は不明でした。
楽天証券の場合
楽天証券の場合は、決済方法によって条件が少し異なるようです。
- 証券口座引落し、楽天銀行引落しの場合
積立指定日の早朝メンテナンス前(通常3:00)時点での残高が1円でも不足している場合は、同日に引き落し指定をしているすべての銘柄の引落しが行われません。- 楽天カード(集金代行)決済の場合
金融機関からの引落し日(毎月27日)に預金残高が不足していた場合、楽天カードによる引落しが行われないため、翌月12日の積立の注文は執行されません。- 投信積立銀行引落しサービスの場合
金融機関からの引落し日(毎月14日、27日)に預金残高が不足していた場合、収納代行による引落しが行われないため、それぞれ、当月24日、翌月7日の積立の注文は執行されません。※いずれも、同一銘柄で3回連続して引き落としがされませんと、積立設定が解除されます。
引用:楽天証券
3回で設定解除はSBI証券と同様ですね。
マネックス証券の場合
マネックス証券も楽天証券と同様に決済方法によって少し異なるようです。
- 自動つみたて
積立の買付は、原則、実際の買付実施日の前営業日の翌日3:00頃~5:00頃の買付可能額の範囲内で行われます。その時点で買付可能額が積立買付額に満たない場合、買付は行われません。- 銀行de自動つみたて
残高不足で引落しができなかった場合、再引落しは行われません。また、当該引落分の積立買付は行われません。入金期日については各金融機関にご確認ください。
連続して3ヶ月以上引落しが行われない場合、契約を休止扱いとし翌月以降の引落しを停止いたします。引用:マネックス証券
こちらも不足していると買付は行われず、3回でアウトです。
まとめ
どの証券会社も買い付けの資金が不足していると買い付けが行われません。
そして、3回買付が出来ないと契約の解除・停止となってしまいます。
いくら放ったらかしで運用可能であっても、月に1回はチェックをするべきですね。
3回もチャンスが有るなんて逆に優しい。
どの証券会社も銀行口座から自動で買付資金を引落できるようなサービスがあるので、忘れっぽい人は設定をしておいたほうが無難かもしれません。
私は気になり、こまめにチェックしてしまうので気が付かずに残金不足になってしまう心配はなさそうです。
逆に資金不足で残金不足がわかっていて買付できないシーンが来たとしても、2ヶ月までは大丈夫と知ることが出来、ホッとしました。
そーゆー問題じゃない!
つみたてNISAは100円から買付可能なので、あくまで余力のある範囲で行いましょう!
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